ホーム » 商品先物取引 »

金の価格変動の要因(ファンダメンタルズ)を解説

金の価格変動の要因(ファンダメンタルズ)を解説

スポンサード リンク

このエントリーをはてなブックマークに追加







 

商品先物取引で人気の商品といえば、金です。金はまず劣化しませんので永久的にその価値が落ちず、またそれ自体の価値が高いので、安全資産の代表といえます。

その金の価格変動について日本経済新聞に記事が掲載されていましたのでご紹介します。

(日本経済新聞10/5/31から引用、抜粋)

金は原油や穀物など他の商品と異なり、「通貨」と「商品」の2つの顔を持つ。
「通貨」としては金融政策や投資マネーの動向などが重要であり、「商品」としては鉱山生産量や宝飾品の需要動向などの需給要因が材料となる。
08年9月のリーマン・ショック以降は、通貨としての顔が目立つ。
ドルやユーロなど主要国通貨への不信感が高まると発行国信用に依存しない「無国籍通貨」としての需要が高まる傾向にある。
インフレ懸念が出ているときにはインフレヘッジ(保険つなぎ)としても使われる。
中央銀行が外貨準備として保有する金を増やしたり、上場投資信託(ETF)を通じてヘッジファンドや年金基金などが金投資を増やしたことも金価格を押し上げている。
一方、金には金利が付かないために米国などの主要国が政策金利を引き上げれば売り材料となりやすい。通貨不安が薄れれば、反落のリスクもある。

前述のような安全性を求めて金に投資される方も多いと思いますが、商品市場に上場されている商品の中で、金はけっこう値動きの大きなものです。

そのため、国の財政破綻やインフレから財産を守るために一刻も早く財産を金に換えたい、という場合は価格に関わらずすぐに金を買うことになりますが、そうでない場合には安全資産として金を買おうとする場合でも、できるだけ価格の安いところで買いたいものです。

そのためには、商品先物で金に投資したいと思う方には例えば私の考案したダブル平均法を利用されることをおすすめします。ダブル平均法は株式投資用に考案した投資法ですが、商品先物にも使えます。

スポンサード リンク


純金積立

また、商品先物取引はハイレバレッジで敷居が高いので、もっと簡単な現物購入を、とお考えの方には貴金属店や商社などの運営する「純金積み立て」が手軽です。

純金積立は毎月ごとの予算を決めると、運営会社が自動的にドルコスト平均法を使って金地金を購入してくれるのです。ただし、チャートを見てダブル平均法などを使って購入するよりは安くは買えません。

それでも、価格やチャートを見ずにいきなり地金を買うと、高値づかみをする恐れがあります。それよりは安く購入できるはずです。

なお、純金積み立てを運営している業者では、「スポット取引」という購入法も用意しているところがあります。このスポット取引を使うと、自分の買いたいときに買いたいだけ、金地金を購入できます。

投資に慣れてきたら、ダブル平均法やドルコスト平均法を使って金を買うのもよいと思います。

※当サイトのドルコスト平均法では自動に買い付けることはできませんが、いろいろなオプションを使ってより安いところで金を買える可能性が高いと思います。

なお、商品先物取引で金地金を購入するには、
・現受け(現物を受け取ることによる決済)のできる業者を利用すること
・先物を買った上で「受け渡し決済の意思」を伝えて、納会日まで買い建玉を持つこと
が必要です。

私が将来利用しようと思っているドット・コモディティでは金の現受けができます。

ドットコモディティ
↑評判もよく、信頼できる業者だと思います。


金の価格変動の要因は

さて、金の価格変動についてですが、引用記事にあるように通貨と商品の2つの性質があります。

金は世界中のどこでも、一定の価値を持っています。そのため、無国籍通貨といえるのです。例えば円やドルなどの通貨は、政府や中央銀行(日本では日本銀行)への信頼があるからこそ、その価値があります。

昔のように兌換紙幣(金などと交換できる紙幣)を発行していれば、金の現物が裏付けになるので通貨にも一定の価値が保証されますが、現在の円やドルなどは不換紙幣です。

そのため、通貨は発行する国が信用できなくなれば、その価値が著しく下がってしまう可能性もあります。

その点、金はそれ自体に一定の不変の価値があるので、無国籍通貨たりえるのです。

次に、商品としての性質について。金もまた商品ですから、需要が多ければ価格が上がり、供給が多ければ価格が下がるという傾向があります。

記事にある宝飾品としての需要のほかにも、工業用の需要などもあります。


無国籍通貨

次に、通貨としての需要について。世界同時株安のような経済危機が生じると、金の価格は上昇する傾向にあります。なぜなら、株式や通貨などの金融商品が値下がりすれば、投資家がそこから資金を引き揚げます。

その資金が安全な投資先を求めて、金に向かうからです。商品としての価値があることもあり、金は無国籍通貨と呼ばれます。

記事中にインフレヘッジの話も出ています。インフレーションになると、物価やサービスの値段が上がって、相対的にお金の価値が下がります。

そうなると、資産の多くをお金として持っている人は、資産が目減りしてしまいます。そこで、お金(通貨、貨幣)を物や不動産などに換えることで資産が減るのを防ぐのがインフレヘッジです。

インフレヘッジの方法としては、上述の不動産のほかに、株式や金などを買う方法があります。インフレになればこれらの価格が上がるので、お金の価値が減るのと相殺できるというわけです。

ただし、いつも完全にヘッジできるとは限りません。

金は、絶対的ともいえる価値がある資産です。その点、例えば不動産は(可能性としては低いでしょうが)水害や土壌汚染、日照権の問題などによって価値が下がるおそれがあります。

また、投資用の不動産を買っても入居者やテナントが入ってくれないということもあるでしょう。

株式も、その会社が倒産したり上場廃止になって価値が大きく下がるというリスクがあります。もちろん財務内容のよい銘柄を選べばそのリスクはかなり減らせますが。

そういうことを考えると、金はインフレヘッジに最適な商品だといえます。


機関投資家

次に、機関投資家が金ETFを通じて金に投資しているという点について。これは私の想像ですが、やはりリーマンショックなどの金融不安によって、金の安全性が見直されたからではないでしょうか。

リーマンショックのときに、機関投資家も内容のよく分からない有価証券を購入して大損したことが問題になりました。このことからも「理解できない金融商品には手を出すな」という教訓の価値が分かるのですが、その点金はその価値がよく理解できる商品です。

そのため、機関投資家も金のよさを再確認したのだと思います。

次に、金には金利がつかないという点について。お金なら銀行などに預ければ利子がつきますが、金にはつきません。これは、金のもつ安全性を考えれば、たいしたデメリットではないと私は思っています。

主要国が政策金利を上げれば金の売りが出やすいというのは、金利が上がったなら金を持っておくよりもお金にして銀行に預けた方が得だ、と考える人が多くなるからです。

スポンサード リンク

サイトトップページへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)