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楽天証券が海外商品先物に参入

楽天証券が海外商品先物に参入

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(日本経済新聞10/9/30から引用)
楽天証券は10月下旬から顧客が海外商品先物を売買できるサービスを始める。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)に接続し、金や原油の先物を24時間取引できるようにする。
海外商品先物への参入は主要インターネット証券で初めて。(中略)
新たに取り扱いを始めるのは約30銘柄で、原油などエネルギー類、金など貴金属類、トウモロコシなど穀物。シンガポール取引所とCMEに上場する日経平均先物も新たに取り扱いを始める。
商品先物は国内では主に企業や機関投資家が原材料価格の値動きを低減するするためのヘッジ取引などに利用していた。個人投資家向けには商品先物指数に連動する上場投資信託(ETF)もあるが、売買が薄いうえに空売りができないなどの問題があった。
商品市況は株価や為替とは異なる動きをするため、運用資産の分散先などとして関心が高まっている。また、相場状況によっては大きな値動きになることも多く、短期売買をくり返すデイトレーダーが利ざやを稼ぎやすい。(以下略)

楽天証券は株式投資でも安い手数料を打ち出していますが、海外商品先物に参入するというニュースです。投資家にとってはいろいろな商品を国内の会社を通じて売買できるということは魅力的です。

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○店頭CFDとの違い

最近では、CFD(差金決済取引)をいろいろな証券会社やFX業者が扱うようになっています。これらは、ほとんどが店頭取引(相対取引)です。

つまり、取引所を通さずに、投資家と業者が取引する形になります。そのため扱う商品を増やしやすいのです。

ちなみにFX(外国為替証拠金取引)もCFDの一種です。

その点、今回の海外商品先物は相対取引ではなく、取引所への注文を楽天証券が仲介する形になります。店頭取引は価格の決まる透明性が低いこともありますので、取引所取引の方が安心して取引できます。

一方、取引所取引では取引所に売買手数料を支払わなければいけないので、コストはそれなりにかかってしまいます。


○商品が注目される理由

次に、商品(コモディティー)が注目されているという点について。数年前のリーマンショックの時も、世界同時株安になってヘッジファンドなどの資金が投資する金融商品が減り、商品に流れ込んだことがありました。

商品は金や原油など、それ自体に一定の価値があるという安心感があります。また、先物ならレバレッジを高くできるので、運用先にはもってこいと言えるでしょう。

もっとも、生活必需品である原油などが高騰してしまうという問題もあり、アメリカなどでは建玉の数量を規制したと聞いています。


○銘柄

楽天証券が扱うのは約30銘柄ですから、けっこう多いですね。日本の商品先物よりも多いかもしれません。

海外で上場されている日経平均先物も扱うんですね。海外投資家が日本株を買っていれば、そのヘッジとして日経平均先物は重宝されているはずです。

日本の投資家にとっては、日本で上場されている日経平均先物と海外のそれとで差額を取る裁定取引(サヤ取り)などに活用できそうです。

例えば日本の日経平均先物が10000円で、同じ時にCMEの日経平均先物が9900円なら、日本を売ってCMEを買います。すると、両者の価格が近づいて(収斂して)利益を出せるというわけです。もっともかならず成功するわけではありませんが。


○ETF

次にETFについて。売買高はやはり取引所での商品先物に比べれば少なくなってしまうことが多いでしょう。ただ、空売りはできないんですかね。多くのETFは空売りできるそうですが。

というわけでヤフーファイナンスで調べたところ、商品の指数を扱ったものなどは空売りができないものが多いようです。これでは使いにくいですね。出来高も少なめです。

その点、商品先物はもともと価格ヘッジのためにつくられた市場なので、空売りが自由にできます。


○値動き

次に商品の値動きについて。株価と商品とは異なった値動きをする傾向にあるとはよく言われます。

例えば金は株安の時には安全資産として買われます。原油は高くなると株価を押し下げることが多いです。これらは株価と逆の動きをしやすいと言えるでしょう。

また、穀物価格はあまり株価とは関係なく、気候などに左右されて動きます。

このように、商品は株価と逆の動きをしたり、関係なく動くので、商品に資産を分散すればリスクヘッジに役立つというわけです。

なお、私は日本の財政悪化を懸念しています。先進国中最悪の累積債務の多さで、IMFからも懸念が表明され、日本国債の格付けも下がる一方です。

このまま財政健全化へ方針転換すれば間に合うと思いますが、消費税率上げなど痛みを伴う改革だけに、政府与党にそれを成し遂げる覚悟があるかが気がかりです。

もし日本の得意な先送りをすれば、借金はますます膨れて財政破綻も現実になってしまうかもしれません。

それを考えると、円という通貨はこの先大丈夫か分かりません。分散投資をなさっている方は、資産防衛のために金や原油の先物を買うというのも効果的だと思います。

次に商品先物の値動きの大きさ(ボラティリティー)について。一般には値動きは株式よりは小さく、為替よりは大きいといえます。値動きの大きさは銘柄によって異なります。例えば金は大きく動くことがあります。

最近はFXが人気です。その背景にはレバレッジを高くできる(近々25倍までに規制されますが)ことがあります。

商品もレバレッジが高いので、デイトレードに向いていると言えるでしょう。ただ、レバレッジを高くするとリスクも高くなりますので注意が必要です。

私は以前から商品先物取引に興味があるので、信頼できる業者が海外の先物を扱ってくれることは大歓迎です。

楽天証券
↑公式サイトです

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