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商品(コモディティー)の分散投資やインフレヘッジのメリット

商品(コモディティー)の分散投資やインフレヘッジのメリット

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(読売新聞夕刊10/10/16の野村総合研究所・外薗康智氏の記事から引用)
金や石油、小麦などのコモディティー(商品)へ投資を行うメリットは、既存の株式や債券に対する分散投資効果のほかに、インフレのヘッジ手段となることだ。

例えば、金は直近1年間で約27%上昇したが、これはドルに代わる安全資産として投資されたことが原因だ。

また、小麦価格は50%以上上昇したが、これは、ロシアの異常気象で小麦が不作となり、世界中で価格が高騰したことによる。このようにコモディティーは、世界の需要と供給のバランスで価格がつく。

投信でコモディティー投資を行う場合、普通の投信の他に、ETF(上場投資信託)を使う方法がある。現在、東証・大証合わせて、金や石油など30本のコモディティーETFが上場されている。

普通の投信と比べ、単品の商品を選べることや、信託報酬や売買手数料が安いことが特徴だ。

コモディティー投資は、株式よりも過去の値動き幅は大きく、リスクは高い。また、流動性の低いETFでは、望んだタイミングでは売却しづらいケースもあるので注意が必要だ。(引用終わり)

商品投資をコンパクトに解説した記事でした。補足していきます。

まず、商品への投資がインフレヘッジになるという点について。インフレーションとは、物価が上がり、相対的にお金の価値が下がることです。


インフレヘッジ

そのため、財産の大半がお金の人は、インフレになると財産価値が目減りしてしまいます。

それを防ぐための方法が、インフレヘッジです。その基本は、お金を物に替えることです。インフレになると、土地などの値段が上がるために、その値上がり分とお金の価値減少分とをある程度相殺できるというわけです。

例えば、記事で挙げられている金です。「有事の金」ともいわれるように、金融危機や戦争などが起こると、財産を安全なものに替えるために金が買われます。

その結果、金が値上がりします。

インフレのときでも、理論上は金の値段が上がりますので、インフレヘッジになるというわけです。これは不動産でも同じなのですが、不動産は売買したい時にすぐに売れるわけではありません。

また、管理コストや登記の費用、税金などもかかりますので、小回りが効きません。その点は金が優れています。

次に小麦について。今年の日本の夏は異常な暑さでしたが、偏西風の蛇行が原因だそうで世界各地でも同様でした。ロシアの小麦が値上がりしたのは記憶に新しいところです。

例えば小麦が値上がりしては困る業者(例えばパン屋さん)が、小麦の先物を自分が適正だと思う時に買っておけば、その後どんなに価格が上がっても、実質的に先物を買った時の値段で仕入れられることになります。


買いヘッジとレバレッジ

これが買いヘッジです。ただ、日本では小麦が上場されていないのでこの手が使えないのが残念ですが。

次に商品ETFについて。現在30本も上場されているんですね。最近はグラム単位で値段が設定され、現物を国内で受け取れる金ETFも上場されたので、魅力的です。

商品先物取引の場合はそれ用の口座を開設する必要があります。レバレッジも高いので、やり方によってはハイリスク・ハイリターンになってしまい、初心者向きではありません。

その点、ETFなら株と同じように売買でき、レバレッジも信用取引を使わなければ1倍です。

単品の商品を選べるというのは、投資信託は普通はプロのファンドマネージャーがポートフォリオを組んで、複数の商品に分散しています。その点、金やパラジウムのETFというように、ETFは単品のものがあるのです。

そのため、「金を買いたい」というようなお考えの投資家にはもってこいです。

次に、値動き幅について。ここでいう株式というのは、株式投資信託のことでしょう。確かに金などはけっこう大きな値動きをすることもあります。

最後に流動性について。流動性が低いというのは、つまり売買が少ないために、思った値段で売買しづらいということです。これは株でも同じですね。

流動性が低いと、売りたい時に売れない、売れたが値段が大きく(上か下に)動いたものだった、ということになりがちですので注意です。

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