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カバードコールの方法とメリット

カバードコールの方法とメリット

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(日本経済新聞11/6/2から引用)日本経済新聞社は、日経平均株価を基に算出した新しい4つの指数(日経カバードコール指数、リスクコントロール指数、レバレッジ指数、インバース指数)を6日から公表する。
特定の投資戦略をとった場合の損益を指数にしたもので、日経平均と比べてどれだけの運用成果があったのか分かりやすくなる。
「カバードコール」は株価指数オプションを使った戦略の一つで、日経平均に連動する現物株を買い、日経平均オプションの買う権利(コール)を売り建てる。
カバードコールは株価の先高感が目先、後退すると考える投資家には有効な手法とされる。
相場の上値が重くなり、現物株で利益が出なくても、コールの買い手からもらうオプション料が収入になるからだ。
逆に日経平均が大きく上昇してコールの権利行使価格を上回った場合は、現物株には値上がり益が出るが、コールを売り建てた分が損失となり、全体のもうけは小さくなる。
カバードコール指数はそのときの日経平均より5%高い権利行使価格のコールを売り、毎月ある特別清算指数(SQ)の算出日に期先物(きさきもの)に乗り換えると仮定して算出する。
過去の推移を見ると、株価の上昇局面では日経平均ほど上昇せず、下落局面では日経平均より下げが小さい傾向がある。

いやあ、デリバティブの中でもオプション取引は複雑ですね。おまけに私は売買したことがないのでいまいちピンと来ません(笑)。

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カバードコールとは、株式などのオプションを買う権利(コール)を売り建てて、そのつなぎ(カバー)として現物を買うという手法です。
参考:リスクヘッジや分散投資にETFを活用する方法

例えばある株(売買単位は1)を9500円で買った投資家が、有価証券オプションでこの株のコールを10000円で売った場合で考えてみます。

その後、株価が10200円になったとします。コールの買い手は権利行使しますので、コールを売った投資家には10000-9500=500円の値上がり益と、オプション料(プレミアム)が利益となります。

引用記事で「全体のもうけは小さくなる」というのは、株価が10200円でも、10000円でコールの買い手に売る必要があるので、普通なら700円の利益が出るところでも500円の売却益しか得られないということです。

ただ、プレミアムは受け取れます。

一方、株価が10000円未満であれば、コールの買い手は権利行使しません。市場で買ったほうが安いからです。この場合、投資家はオプション料がもらえます

ただ、保有している現物株が9500円未満にまで値下がりした場合は、現物株の値下がり損からオプション料を引いたものが投資家の利益または損失となります。

このとき、現物株の値下がり損がオプション料より小さければ少しの利益が出ます。現物株の値下がり損とオプション料が同じであればトントンです。もっと値下がりすればオプション料と相殺しても値下がり損(含み損)が出ます。

例えば株価が9000円に下落した場合、コールの買い手は権利行使しません。すると、投資家には500円の含み損と、プレミアム料という利益が出ます。(11/12/2修正)

まとめますと、株価が権利行使価格以上になったときには、コールの売り手に値上がり益とプレミアム料が入ります。株価が権利行使価格未満だった場合、プレミアム料が利益となります。

そして、持ち株に含み損が出ている場合には、それとプレミアム料がある程度相殺されることになります。

こうしてみると、カバードコールはかなり堅実な投資手法ですね。私は複雑すぎて使いこなせませんが、メリットのある方法だと思います。

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