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外為どっとコムがユーロで誤ったレートを提示

外為どっとコムがユーロで誤ったレートを提示

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(日本経済新聞10/7/14から引用)
外国為替証拠金取引(FX)の最大手、外為どっとコムの店頭取引FXで13日、ユーロ・円相場が外為市場の実勢の半値程度まで一時急落し、一部顧客が損失を被ったことが同日分かった。

システムの不備による誤ったレート提示が原因で、同社は関連取引を不成立とし、顧客の損失が発生する前の状態に戻す。

原因の究明と、影響の規模などの把握を進める。

13日の午前7時前、外為市場の実勢相場に沿って1ユーロ=111円程度で推移していたユーロ・円相場が55円台後半に急落した。

今後のユーロ高を見込んでユーロ買い、円売りの持ち高を保有していた顧客の一部が損失確定の取引を迫られた。

その後、再び実勢に向けて上昇する過程で利益を得た顧客の取引も不成立処理の対象となる。

外為どっとコムは「顧客に多大なご迷惑をかけ深くおわびする」としている。金融機関の提示レートのウチ実勢から離れたものをあらかじめ省くシステムが、何らかの原因でうまく働かなかった可能性があるという。

(中略)規模の小さな業者が誤ったレートを提示することはたまにみられる。ただ最大手で起きたうえ「実勢相場の半値という乖離幅は異例」との声があり、投資家の間で運営体制の不備を問う声が高まる可能性もある。(引用終わり)

同社のシステムトラブルについては以前も書きました。結局、同社は度重なるトラブルによって業務停止になってしまったのですが、この記事はその前に起きたトラブルについてのものです。

私は今のところFXは手がけておらず、株式投資一本ですが、株でも誤ったレートが配信されてしまえば、何も信頼できなくなってしまいます。

投資家は株価や為替レートといった数字を全面的に信頼しているからこそ、投資ができるわけです。

それなのに、FX最大手である同社がこうした誤ったレート表示をしてしまったのは、とても残念なことです。

また、FXはレバレッジが(最近規制されて、あまりに高いレバレッジは掛けられなくなりましたが)数十倍になる場合もあります。

そうした場合には、誤ったレート表示による投資家の損害もそれだけ大きくなってしまうのです。

今回の件で、同社は関連取引を不成立にします。しかし、このレートの誤配信がなければ、利益を出せたりしていたはずの投資家も大勢いるはずです。

そうなれば、同社に損害賠償責任が課せられるかもしれません。また、損害を被った投資家も同社を利用しなくなったり、他社に乗り換えてしまうでしょう。

FX自体から手を引く人も増えるかもしれません。業界自体にとってもショックです。

それにしても、一番大切な「正確なレートを配信する」というところに不備が生じてしまったのですから、やはり同社の責任は重大だと言わざるを得ません。

その後、ユーロ以外の通貨でも同社は不具合が複数生じるなどしたため、業務停止命令が出てしまいました。同社には猛省をしてもらいたいものです。

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