投資助言業者の社債が償還されない恐れ
2010年12月21日 | カテゴリー : 債券投資|コメント(0)
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(日本経済新聞10/12/21から引用)
金融庁は20日、投資助言業者のサンフラワー・インベストメント(東京・渋谷)に対し、1ヶ月間の業務停止命令を出した。
10月25日の時点で債務超過に陥っており、自社が発行した社債を償還できない恐れがあると判断した。
(引用終わり)
投資助言業者は、有料で顧客に投資の助言をする業者です。
今回同社が業務停止命令を受けたのは、同社が債務超過に陥っているため、発行した社債を償還できない恐れがあるからだそうです。
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顧客に助言をすべき業者がこれでは、困ってしまいますね。
社債は普通預金よりもはるかに利回りがよく(大企業で平均1~2%前後)、魅力的だとは思います。
しかし、銀行預金などと違って元本が保証されていません(※)。そのリスクの見返りが、高い利率なのです。
※ 銀行や信用金庫、信用組合などへの預金は、ペイオフによって1000万円と利子までは元本保証されることになっています。
そのため、利回りだけを見て飛びつくことは厳禁です。
私が社債投資をするなら、まずは発行元企業の格付けを調べます。そして格付けの低い企業には絶対に投資しません。
また、格付けをチェックするだけでなく、できれば自分でも発行元企業の財務を調べましょう。自己資本比率が高ければまず問題はありません。
反対に、上場していない企業などが発行元の場合には、疑ってかかるべきです。上場していない=危険とは言えませんが、こうした企業は格付け情報を得られないことも多いです。
やはり、投資は自分が理解しているものに限定することが絶対のルールだと思います。
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