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個人向け社債のメリットと注意点

個人向け社債のメリットと注意点

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社債とは、企業が資金を調達するための債券です。

企業が銀行などの金融機関から資金を調達することを間接金融といいます。一方、株式などのように投資家が直接リスクを負う調達方法を直接金融といいます。

社債も直接金融の一種です。

さて、ここでご紹介するのは個人向けの社債です。個人向け社債はいわば個人が企業にお金を貸すことです。

株式との違いは、株式は配当があるが社債は配当がないこと(利息は受け取れる)、社債権者は株主総会に参加するような権利はないこと、社債は株式と違って満期があることなどがあります。

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満期は3年以上の場合が多いようです。

社債の一番のメリット(長所)は、利息が受け取れることです。利息は通常半年ごとに受け取れます。満期になれば元本も返ってきます。

ただし、銀行預金と違って社債は元本が保証されません。企業が破綻すれば元本が返ってこない恐れもあるのです。ここが社債投資の一番注意すべき点です。

そのため、社債を購入するときには、「社債の発行元企業が破綻しないか」がとても重要な点です。満期まで破綻しない、安全な企業の社債を選びましょう。

そのためにはどうすればよいでしょうか。一般的によく使われる判断材料が、格付け会社による格付けです。日本格付研究所、ムーディーズ、スタンダード&プアーズなどの格付けが有名です。

格付けの見方については、日本格付研究所の公式サイトから引用します。

長期格付けの等級には「債務履行の確実性がもっとも高い」とされるAAA(トリプルA)から、「債務不履行に陥っている」状態を示すDまでの10段階があります。
この各段階を1格と数え、JCRの場合、これらのうちAAからBまでは同一等級内の相対的な位置づけを示すために上位格付けに近い場合にはプラス (+)を、下位の格付けに近い場合にはマイナス(-)の符号を付け加わえています。
これを「ノッチ」と言い、例えばAA(ダブルAフラット)とAA- (ダブルAマイナス)の差を1ノッチ差と表現しています。

もちろん安全な社債の発行企業を探すのには格付けも有効ですが、それだけでなく自分でもその企業の財務内容をチェックしてみるとさらに安全ですし、勉強にもなります。

それではどのように財務内容を分析すればよいのでしょうか。私がおすすめするのは自己資本比率のチェックです。


自己資本比率

自己資本比率は企業がどれだけ借金をしているかを表す指標で、最高が100パーセントです。100パーセントなら完全に無借金で、100%に近ければ近いほど、借金が少ないです。

そこで、自己資本比率がなるべく高い企業の社債を買うようにすると、倒産のリスクが低く、安全です。

一つの目安として、自己資本比率が50パーセント以上の企業を選ぶとよいでしょう。

なお、自己資本比率についてはドルコスト平均法の銘柄選びで詳しく解説しています。

一般に格付けの高い企業は自己資本比率も高いですが、格付けはあくまで第三者の判断したものです。それに加えて自分でも自己資本比率をチェックすることは、自己責任が原則の投資においてとても重要です。


社債投資のメリット

社債を手放したくなったときはいつでも売却できますが、そのときの時価で売ることになるので損が出ることもあります。

社債は株と違ってキャピタルゲイン(売却益、売買差益)を狙うものではなく、利息を狙う投資です。

そのため、満期前に途中で売らずにすむように、とにかく安全性の高い社債を満期まで持つことを基本にしましょう。

満期まで持てば、元本も満額返ってくるのですから。

また、高い利息につられて安全性の低い社債を買ってしまうのは絶対に避けましょう。利息が高いのは、その企業の安全性が高くないので低い利息では買ってくれる人が少ないので、仕方なく高い利息にしている場合もあります。

もちろん安全な企業が利息の高い社債を発行してくれれば一番よいのですが、そういうことは少ないです。安全な企業の社債の利回りは高くても年3パーセント程度のことが多いです。

2009年現在、普通預金の利息は1パーセントにはるか及ばないほどの低さ(0.04パーセント)なので、社債の利回りは魅力的です。安全性に最大限に気を配れば、有効な投資だと思います。

社債は安全なものを買えば、株式と違って株価が大きく下がったというような心配はないので、投資の初心者にもよいでしょう。

社債を買うには、証券会社で口座を開く必要があります。

なお、個人向け社債の税金ですが、SBI証券の公式サイトによると、利子は20パーセントの源泉分離課税、途中売却の差益は原則非課税、償還による差益は雑所得として総合課税です。

ここまでご紹介したのは普通社債ですが、社債には転換社債(CB)というものもあります。これは、新株予約権(将来発行される株式を事前に決められた一定価額で購入できる権利)の付いた社債です。

転換社債については私も勉強中です。
参考資料:日経インテレッセ09/6

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