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投資信託の分配金は再投資すべきか

投資信託の分配金は再投資すべきか

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(日本経済新聞10/3/6から引用、抜粋)

投資信託(投信)では、運用報告書に記載された基準価額の変動率と実際に投資したお金の増減の度合いが異なることがある。
報告書に記載された成績は、「分配金再投資ベース」という計算方法ではじかれる場合が多いためだ。以下、税金の影響を除いて考えてみよう。
分配金再投資ベースとは、定期的に受け取る分配金で再びその投信を買ったと仮定した場合の運用成績だ。
一般に、投資信託の基準価額が上昇しているなら、分配金再投資ベースの成績の方が、もらった分配金を現金として手元に置いた場合よりもよくなる。
再び投資に回した分配金が運用で増えていく複利効果が発揮されるからだ。
逆に言えば、分配金を手元に置いたままにすると、運用報告書に記載された数字ほどにはお金が増えない。
分配金を再投資したければ、購入時にそうするよう申し込めるようになっているケースもある。
ただ、投信の基準価額が下落しているなら、分配金を現金として手元に置いておいた方が、損失が小さくて済む。プラスの複利効果は常に働くわけではない。

(引用終わり)

コメント:今回の記事は複利効果がキーワードになっています。

運用報告書に記載された成績は分配金再投資ベースで計算されていることが多く、運用成績がよければ、分配金を再投資(元本に組み入れる)して運用した方が成績がよいというわけです。

そして、記事にあるように、複利効果はマイナスにも働くことがあるので要注意です。

例えば、10,000円の基準価額の投資信託があるとします。分配金が500円でした。この500円を再投資すると、10500円の投資信託を運用していることになります。

その後、この投信の基準価格が12000円に値上がりしたとすると、実際には10500円が20パーセント値上がりしたことになるので、その分儲かったというわけです。

逆に、500円を再投資した後、基準価額が8000円に下がったとします。実質的には10500円が20パーセント下落したことになり、8400円の価値になってしまいます。

一方、もし分配金の500円は現金で持ったまま、10000円の基準価額が8000円に値下がりしたときは、8000+500で8500円の財産があることになります。

この場合、分配金を再投資した方が100円損が大きくなっています。

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どちらがよいかを考える

問題は分配金を再投資するかどうかです。これはどちらが良いとは一概には言えません。投資信託の運用が好調で、基準価額が値上がりしているなら再投資したほうが有利です。

また、基準価額が下がっているなら、前述のように分配金は再投資せずに現金で持っていたほうが有利です。

一つの考え方としては、例えば若い人で投資期間を長く取れるなら分配金を再投資する。一方、定年が近かったり、退職後の方のように投資期間が比較的短い場合にはリスクを抑える必要があるので分配金は再投資せずに現金で持っておく、というものがあります。

これは、投資期間を長く取れるなら、その間に運用方法などを見直せるから、ある程度のリスクをとっても大丈夫だという考えに基づいています。

もう一つの考えとして、これは私の考えですが、投資は何事も慎重な方がよいと思っていますので、分配金は再投資せずに手元に置いておくほうが、ローリスクでよいと思います。

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